令和4年度 国際放射線防護調査事業報告会 開催のご案内

2022年11月10日

 原子力規制庁放射線対策委託費(国際放射線防護調査)事業にて実施している放射線防護に関する国際動向の調査内容について、本事業の受託者である日本エヌ・ユー・エス株式会社が報告会を開催いたします。ご関心のある方はぜひご参加ください。

開催趣旨

 原子力規制庁では、放射線防護に関する国際機関等の動向等の情報を収集・整理するとともに、放射線防護や原子力災害対策に係る国内制度に影響を及ぼし得る課題等を抽出することを目的として、放射線対策委託費(国際放射線防護調査)事業を実施しております。本事業では専門的かつ客観的な立場からの意見を踏まえるため、国内の有識者で構成される専門委員会及び作業部会を設置し、専門委員会では、国際原子力機関(IAEA)安全基準文書の策定に係る対処方針案等についての検討内容に対するご意見を、作業部会では、UNSCEAR等の国際機関等における国際的な動向等の情報の収集・整理、課題抽出に対するご意見を頂いております。
 本報告会では、今年度の活動状況および本事業で調査対象とした国際機関等の動向、並びに放射線防護に係る最新トピック(職業被ばくに係る内部被ばく線量係数、低線量放射線被ばくに関する動向)について紹介いたします。

開催日時

2022年12月20日(火) 9時30分~17時

開催形式

オンライン(事前登録制;参加無料)

参加申込方法

以下のURLから参加登録をお願いいたします。

申込期限:2022年12月13日(火)12:00まで。

事務局

令和4年度国際放射線防護調査事業受託事業者(日本エヌ・ユー・エス株式会社)
問合せ先:R04_nra_houkokukai[at]janus.co.jp([at]を @ に変えて下さい)

プログラム(敬称略)

■セッション1 国際放射線防護調査事業について
 座長:横山 須美(藤田医科大)

9時40分~11時40分
開会挨拶 高橋 知之(原子力規制庁)
原子力規制庁としての放射線防護に係る国際的な取組みについて 荻野 晴之(原子力規制庁)
専門委員会からの報告 飯本 武志(東京大)
作業部会からの報告 保田 浩志(広島大)

■セッション2 放射線防護に係る国際組織等における最新動向
 座長:保田 浩志(広島大)

12時40分~15時00分
国際放射線防護委員会(ICRP) 甲斐 倫明(日本文理大)
国際原子力機関 放射線安全基準委員会(IAEA RASSC) 真辺 健太郎(JAEA)
国際原子力機関 緊急事態への準備と対応基準委員会(IAEA EPReSC) 高原 省五(JAEA)
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR) 川口 勇生(QST)
経済協力開発機構/原子力機関 放射線防護・公衆衛生委員会(OECD/NEA CRPPH) 神田 玲子(QST)
国際放射線防護学会(IRPA) 吉田 浩子(東北大)

■セッション3 放射線防護に係る最新トピック
 座長:渡部 浩司(東北大)

15時15分~17時00分
職業被ばくに係る内部被ばく線量係数 真辺 健太郎(JAEA)
低線量放射線被ばくに関する動向 ICRPデジタルワークショップより 今岡 達彦(QST)
全体総括 飯本 武志(東京大)