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Vol.6 No.1
原著論文
Vol.6 No.1 pp.12-21
IVRに従事する看護師の職業被ばくに対する認識と放射線教育に関する調査
1 日本医科大学武蔵小杉病院
2 弘前大学大学院保健学研究科
2 弘前大学大学院保健学研究科
キーワード:IVR、放射線、不安、知識
目的:IVRに従事する看護師の放射線に対する認識の実態と知識・不安に影響を及ぼす要因を明らかにする。
方法:日本IVR学会専門医修練認定施設でIVR業務に従事する看護師1,016名に無記名自記式質問紙調査を実施した。
結果:有効回答数は560部(55.1%)であった。被ばく・防護に対する教育を必要とした者は9割以上、職業被ばくに対し不安があると回答したのは7割以上、被ばく防護行動をとっているのは9割であった。自己評価得点に影響する要因は、年代40歳代、IVR実施件数の多い施設に勤務する者、INE等の有資格者、教育経験がある者、不安の度合いが低い者で知識の自己評価得点が高かった。職業被ばくの不安は、INE等の有資格者、放射線に関する教育受講経験がある者で不安の度合いが低かった。
考察:放射線看護に関する継続教育は充実しているとは言い難い。知識や不安には放射線に関する教育経験が影響しており、IVRに携わる看護師への放射線に関する基礎知識を系統的に教育することの必要性が示唆された。
方法:日本IVR学会専門医修練認定施設でIVR業務に従事する看護師1,016名に無記名自記式質問紙調査を実施した。
結果:有効回答数は560部(55.1%)であった。被ばく・防護に対する教育を必要とした者は9割以上、職業被ばくに対し不安があると回答したのは7割以上、被ばく防護行動をとっているのは9割であった。自己評価得点に影響する要因は、年代40歳代、IVR実施件数の多い施設に勤務する者、INE等の有資格者、教育経験がある者、不安の度合いが低い者で知識の自己評価得点が高かった。職業被ばくの不安は、INE等の有資格者、放射線に関する教育受講経験がある者で不安の度合いが低かった。
考察:放射線看護に関する継続教育は充実しているとは言い難い。知識や不安には放射線に関する教育経験が影響しており、IVRに携わる看護師への放射線に関する基礎知識を系統的に教育することの必要性が示唆された。