オンラインジャーナル

Vol.8 No.1

研究報告

Vol.8 No.1 pp.22-31
GM管式サーベイメータのイメージと実用化に向けた工夫の検証
北宮千秋1・吉野浩教1・多喜代健吾1・會津桂子1・西沢義子2・野戸結花1・細川洋一郎1
1 弘前大学大学院保健学研究科
2 弘前医療福祉大学
キーワード:体表面汚染検査、放射線、緊張緩和、GM管式サーベイメータ
本研究の目的は、GM管式サーベイメータの検出器の窓にイラストを印刷した紙を貼付することに伴うイメージの評価および測定効率への影響を明らかにすることである。イメージの評価は、A大学の看護学生46名を対象とし、SD法による自記式質問紙調査を実施した。イラストを用いる工夫することで、「陽気な」イメージが高まり、「緊張した」イメージは和らいだ。イラストの遮へい影響については教育用の密封線源60Coを用いGM管式サーベイメータで測定し遮へいによる測定効率への影響を求めた。測定効率の影響は1~9%であった。除染基準値の90%程度の値を示す場合はイラストを取り外して再測定することが望ましいと考えられた。イラスト貼付の工夫は測定時の緊張を和らげる有用な手段と考えられた。
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