オンラインジャーナル

Vol.9 No.1

レター

Vol.9 No.1 pp.14-19
高度被ばく医療支援センターにおける
「原子力災害時医療/院内基礎研修」の開催事例
―弘前大学の取組―
辻口 貴清1三上 純子2坂本 瑞生1小倉 巧也1小山内 暢1井瀧 千恵子1
1 弘前大学大学院保健学研究科
2 弘前大学医学部附属病院高度救命救急センター
キーワード:高度被ばく医療支援センター、原子力災害拠点病院、被ばく医療、教育
高度被ばく医療支援センターや原子力災害拠点病院は、自施設の全職員に対して原子力災害時医療の教育研修を定期的に実施することが義務付けられている。研修内容の設定や外注職員を含む病院全職員への周知が難しいというのが現状であるが、被ばく医療教育の啓蒙や高受講率化へ向けた各機関の努力は必須である。弘前大学は平成27年8月に高度被ばく医療支援センターに指定されて以降、年に複数回の原子力災害医療に係る院内基礎研修を開催しており、令和2年2月現在で全職員の約8割が受講済となっている。本稿では高受講率化に向けた本学の取組および研修内容等を詳細に報告する。
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